レーザー技術によりアザ治療が進歩
レーザー治療はアザ治療とともに大きく進歩してきました。レーザー治療が無かった以前であれば、アザの治療は場合によっては治療部に大きな瘢痕を残していました。
レーザー機器の進化と共に、 現在は多くのアザ治療が各種レーザー治療を組み合わせ、最大限傷痕を残さないよう配慮しながら行われています。 当院では主に以下のアザへのレーザー治療を行なっております。アザ治療はアザの種類や部位、年齢等様々な条件で治療経過が異なる場合がありますので、予測される経過については診察時に説明いたします。
なお、全身麻酔の必要なアザ治療は当院では行っておりません。
- Qスイッチルビーレーザー
- CO2レーザー
色素性母斑(黒アザ)
大多数は生まれつき(先天性)存在し、成長と共にサイズも大きくなる黒色調のアザです。 治療法として外科的な治療法か複合レーザー治療がありますので、アザの状態や年齢を考慮して治療法が選択されます。
扁平母斑(茶アザ)
盛り上がっていない褐色の色素斑の為、シミと間違う事も多いアザが扁平母斑です。 ただしその性状はシミとは大きく異なりますので、個々の症例によって経過を詳しく説明しております。
単純性血管腫(赤アザ)
色素レーザーによる治療法が現在は最も標準的な治療法となっています。皮膚が分厚くなる程一般的には治療に不利な為、 出来る限り幼少時から治療する事が推奨されていますが、成人以降の治療でも十分有効な場合があります。
太田母斑(青アザ)
生まれつき顔面の半側に生じるタイプと、両側に20-30歳代から徐々に生じるタイプ(後天性(両側性)真皮メラノサイト-シス)があります。 現在Qスイッチレーザーが最も有効な治療法として、一定のプログラムが確立しています。当院ではQスイッチルビーレーザーを用いて治療に取り組んでいます。
異所性蒙古斑、蒙古斑
太田母斑同様、青アザの一種です。太田母斑同様主にQスイッチルビーレーザーを用いて治療を行なっています。 周囲の肌とのコントラストを十分考慮して、治療適応の有無を判断させて頂いております。